シルクジョーカー（1994年生、母ビクトリアラッキー）

シルクジョーカー（1994年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュネイビー（当時10歳）と交配したビクトリアラッキーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は米田ファーム。戦績は、中央平地22戦3勝2着4回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の恵山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

3月2日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月15日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランドシンザンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のイサミタローに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

4歳（1998年）

12月19日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

7月25日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンラッキーをクビ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフェスティブシーンにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

9月25日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでなんとか走り抜いたが、エビデンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で村山明騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメインボーカルを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

11月6日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

6歳（2000年）

5月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村山明騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた16戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のシャンハイブルースに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月15日、中2週で迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

8月20日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた19戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月17日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月14日、中3週で迎えた21戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のいわき特別（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた22戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

7歳（2001年）

7月21日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、山本裕次郎騎手を鞍上に迎えて、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた24戦目は、菅原順騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。