フェスティブシーン（1995年生、母ナジーバ）

フェスティブシーン（1995年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時9歳）と交配したナジーバが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地33戦1勝2着4回、中央障害6戦0勝、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の釧路特別(500万下)。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月16日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3歳（1998年）

2月1日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

8月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、4着に入った。

8月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月15日、中5週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた11戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイワボーシュウに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月19日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、アピールシチーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（1999年）

2月2日、中5週で迎えた14戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウシェリフから1馬身差の2着に敗北した。

2月14日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、アイアンターフに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中2週で迎えた16戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月4日、中7週で迎えた17戦目は、佐渡特別（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月17日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、アリオト特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトウカイロッキーに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の釧路特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクジョーカーに5馬身の差をつけて制した。

10月24日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（9戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、マジックポケットに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた22戦目は、’99フェイスフルレイン特別（5）（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（10戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアメリカンスピンに1馬身半の差をつけて制した。

5歳（2000年）

1月9日、中7週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で勝浦正樹騎手（11戦3勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で勝浦正樹騎手（12戦3勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の館山特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の阿武隈特別（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6歳（2001年）

1月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉孝士騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初凪賞（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（13戦3勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた31戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた32戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（14戦3勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（15戦3勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月12日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は徳吉孝士騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に敗れた。

10月6日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた37戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた39戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春待月ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた40戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

7歳（2002年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた41戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた42戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた43戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。