ケープタウンシチー（2005年生、母キンバリーシチー）

ケープタウンシチー（2005年6月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「都市名＋冠名」。毛色は青毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したキンバリーシチーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の大倉山特別(1000万下牝)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額2,400万円（4.8万×500口）で一口馬主が募集された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

4月12日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

6月21日、中9週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、6着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったグッドバニヤンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月27日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のケンセイフライトに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、中7週で迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4歳（2009年）

1月17日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のファイアレッドを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

5歳（2010年）

5月2日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6月20日、中6週で迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

9月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

10月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のリッカメルドを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

12月18日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたニーマルオトメ決め手に屈してクビ差の2着となった。

6歳（2011年）

1月9日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の亀田特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦2勝）。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

12月17日、中6週で迎えた18戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したフラワーロックにクビ差届かず2着となった。

7歳（2012年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた20戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したドリームバスケットを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月17日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバイタルスタイルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた22戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

6月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（4戦2勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のクッカーニャに3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

8月18日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（6戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

10月21日、中8週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の甲斐路ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

8歳（2013年）

1月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（7戦3勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた28戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。