スズノトウコン（2002年生、母ブライダルスイート）

スズノトウコン（2002年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋闘魂」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスワールド（当時7歳）と交配したブライダルスイートが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦1勝、地方20戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月21日、デビュー戦はD.ホワイト騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月24日、中8週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルクセレクトを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月18日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3歳（2005年）

6月25日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

8月15日、中6週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヴィオラポンポーサに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月24日、中7週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルハルター特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2006年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

4月8日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のウインズ津軽リフレッシュオープン記念（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

5月22日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず11着に敗れた。

8月1日、中9週で迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた13戦目は、カノープス賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したローレンスペクターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた14戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、海王星特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のナイキハーラーワンに3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた15戦目は、レミニス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた16戦目は、アルデバラン賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月16日、中0週で迎えた17戦目は、一般B3三（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5歳（2007年）

1月22日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、ウェルカム2007賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた19戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3四（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた21戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジョイフルヘイロウに交わされて3馬身半差の2着となった。

5月9日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3四 C1一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた23戦目は、一般B3四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柏木健宏騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた24戦目は、一般B3四（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柏木健宏騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ブライダルヘイローに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月2日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、一般B2四 B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で柏木健宏騎手（11戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた26戦目は、冬木立賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で柏木健宏騎手（12戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた27戦目は、枯木立賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で柏木健宏騎手（13戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた28戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で柏木健宏騎手（14戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。