ミスチフウイッチ（2012年生、母キュートネスⅡ）

ミスチフウイッチ（2012年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「いたずらな魔法使い」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時17歳）と交配したキュートネスⅡが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地22戦0勝2着1回、地方15戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年のヒイラギ賞(一般C1 牝)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月29日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月4日、中6週で迎えた4戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず16着に終わった。

11月2日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では非凡な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3歳（2015年）

2月1日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

4月12日、中9週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（7戦0勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西田雄一郎騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

5月10日、中1週で迎えた11戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月11日、中8週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（9戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（10戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコウエイイプシロンに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月27日、中1週で迎えた16戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパープルヘイズに5馬身の差をつけて制した。

10月11日、中1週で迎えた17戦目は、河北潟ふれあいフェスタ特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた18戦目は、恋路賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のスガノギムレットに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、食い初めカニまつり特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ヒカルデザイアーに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた20戦目は、おんねも祭り特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた21戦目は、加賀四湯賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったドリームキラリに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、山中座舞台開き特別（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のチャームドライフをクビ差振り切って4勝目を手に入れた。

4歳（2016年）

2月14日、中7週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（11戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月2日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた26戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた27戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月16日、中5週で迎えた28戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したエミノマユアクにクビ差届かず2着となった。

7月24日、連闘で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月18日、中7週で迎えた30戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

10月31日、中5週で迎えた31戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒイラギ賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシゲルシチフクジンに1馬身半の差をつけて5勝目を収める

11月10日、中0週で迎えた32戦目は、楓賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

12月16日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、日高特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた34戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、激走賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた35戦目は、福寿草特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた36戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、ジョイホース浜松賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた37戦目は、かなかなかぞく杯（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。