グロワールポン（2017年生、母クレバークリス）

Gloire Pont

2017.01.25

グロワールポン（2017年1月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「栄光の架け橋（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したクレバークリスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ミリオンファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ミリオンファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、花野友象によって702万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月11日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた5戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3歳（2020年）

2月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

5月30日、中9週で迎えた9戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた11戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2020年8月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月7日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鴨宮祥行騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたプラグドワグナー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月1日、中2週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたソードヴァルキリー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鴨宮祥行騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鴨宮祥行騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のララソワニエをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月2日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2三（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったラブキーセキに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタイセイブルースに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月25日、中1週で迎えた26戦目は、幸せをつかんだギンガセブン14歳記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、バリオラージュに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のなでしこ賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のヴォロンティエをクビ差振り切って3勝目を手にした。

11月3日、中7週で迎えた29戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、「金沢城二の丸御殿」賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグローリアスヴェガに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

2021年12月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

1歳のとき、ミリオンファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ミリオンファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、花野友象によって702万円で落札された。

佐藤茂厩舎（金沢）へ入厩。

12月14日、デビュー戦は葛山晃平騎手を鞍上に据えて、特別編成（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての10番ゲートからスタート。出走取消となった。