トウショウバレット（1987年生、母ポリートウシヨウ）

トウショウバレット（1987年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニゾン（当時12歳）と交配したポリートウシヨウが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地9戦2勝。1989年のアイビーステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

6月10日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は412kg。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた2戦目は、出口明見騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスピードセオリーをクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

9月24日、中5週で迎えた4戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で出口明見騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた5戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサクラスズカオーを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

3歳（1990年）

6月3日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4歳（1991年）

12月22日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

5歳（1992年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。