ユキノヴィーナス（2008年生、母スターシーキング）

ユキノヴィーナス（2008年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋美の女神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時13歳）と交配したスターシーキングが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C2四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月6日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

3歳（2011年）

3月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5月15日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月17日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゼウス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

9月18日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、勝ったニシノエックスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2012年）

3月20日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったベレスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のグランドミリョクに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月20日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた20戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2012千歳支笏湖紅葉まつり賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた21戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のブランドハーバーに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

5歳（2013年）

6月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず16着に終わった。