スピードマンテン（2001年生、母アインフローラ）

スピードマンテン（2001年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時13歳）と交配したアインフローラが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、地方10戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のハイビスカス特別。

経歴

デビュー前

赤間清松厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2004年）

3月4日、デビュー戦は森下博騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、勝ったリトルフェリスに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

5月23日、中9週で迎えた3戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のインターセフォーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

6月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラブリーリスリンに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタカノリンドウに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月3日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニイタカフラッグに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2005年）

1月17日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は東原悠善騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

2月2日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた9戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

4月4日、中2週で迎えた10戦目は、六分儀座特別（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグローリージョンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。