ジョウテンスマート（2005年生、母ハービンガー）

ジョウテンスマート（2005年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートボーイ（当時10歳）と交配したハービンガーが19歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内坂本牧場。戦績は、地方30戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の冬木立特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、静内坂本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田辺陽一厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2008年）

1月1日、デビュー戦は佐藤博紀騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は455kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったモアモーメントに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ヤマイチジョケツにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月15日、中6週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラベンダーガーデンを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアーベストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤博紀騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤博紀騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

11月5日、中8週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤博紀騎手（10戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤博紀騎手（11戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月15日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤博紀騎手（12戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったリオに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2009年）

1月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤博紀騎手（13戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

1月28日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤博紀騎手（14戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2七八（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤博紀騎手（15戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

3月31日、中4週で迎えた17戦目は、川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で佐藤博紀騎手（16戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で佐藤博紀騎手（17戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた19戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月20日、連闘で迎えた20戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-12 13（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（18戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったクールバニヤンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（19戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

7月8日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2八九（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（20戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（21戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（22戦1勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（23戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリームタイガーから半馬身差の2位に入線したが、その後失格となった。

10月15日、中5週で迎えた27戦目は、一般C2-11 12（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（24戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオールザウェイに1馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

11月13日、中3週で迎えた28戦目は、川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（25戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた29戦目は、冬木立特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤博紀騎手（26戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオースミアタックを3/4馬身振り切って優勝

5歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤博紀騎手（27戦3勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。