アーベスト（2005年生、母プラチナハート）

経歴

デビュー前

2歳のとき、三石軽種馬共同育成センターから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

11月15日、デビュー戦は繁田健一騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。馬体重は514kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したメイプルブラームスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2008年）

1月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月5日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のブルーキャンドルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジョウテンスマートに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴァルディノートに6馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2009年）

1月7日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい4着に敗れた。

2月2日、中3週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた9戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったヤマイチダイヤに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた11戦目は、玄鳥特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月20日、中6週で迎えた12戦目は、一般C1三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

7月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、夕凪特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホーリーカップに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月3日、中3週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた14戦目は、波うさぎ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（9戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のストロングアクシスを半馬身振り切って4勝目を挙げた。

9月24日、中2週で迎えた16戦目は、北総特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、スズヨシーズンに3/4馬身交わされて2着となった。

10月30日、中4週で迎えた17戦目は、幕張特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（12戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた18戦目は、一茶特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（13戦4勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（2010年）

4月15日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（14戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（15戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。