インフィナイト（2018年生、母モルガナイト）

インフィナイト（2018年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『無限』の意味を持つパワーストーン名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したモルガナイトが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦1勝。2020年のサウジアラビアロイヤルカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月9日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/不良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のベルヴォーグに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月10日、中8週で迎えた2戦目は、2歳G3のサウジアラビアロイヤルカップ（東京芝1600m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったステラヴェローチェにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

3歳（2021年）

2月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のデイリー杯クイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3月20日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の中日スポーツ賞ファルコンステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月29日、中9週で迎えた6戦目は、3歳重賞の葵ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

11月7日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

4歳（2022年）

2月13日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

5月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

6月26日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のメイショウベッピンを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

10月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み7着に沈んだ。

12月18日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

5歳（2023年）

2月26日、中9週で迎えた14戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

9月2日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの日高ステークス（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（5戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

11月5日、中8週で迎えた18戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

2023年11月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。