クイポ（2007年生、母ガンダーラプソディ）

クイポ（2007年6月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私の大事な恋人（ハワイ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時15歳）と交配したガンダーラプソディが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方5戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の森島貴之騎手誕生日記念(一般C25)。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

8月14日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は532kg。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

10月3日、中6週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月22日、中6週で迎えた3戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C27（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた4戦目は、森島貴之騎手誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプレザンサプライズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

2月2日、中4週で迎えた5戦目は、一般C15（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったイワイザケに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた6戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ラヴァリーグロリアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月15日、中3週で迎えた7戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクセレントラックに約13馬身の大差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

5歳（2012年）

2月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

3月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。