アルティマブラッド（2012年生、母アルティマトゥーレ）

アルティマブラッド（2012年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「究極の血統」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時13歳）と交配したアルティマトゥーレが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地29戦6勝2着5回。2017年のラピスラズリステークス(オープン)に勝利した他、2017年の春雷ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月20日、デビュー戦はW.ビュイック騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3歳（2015年）

1月18日、中3週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、6着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデビュタントをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月26日、中6週で迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したトゥルームーンにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したサザンライツを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

8月29日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったカービングパスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はアルマクレヨンと並んで2着同着となった。

12月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウィズアットレースを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

12月27日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたアドマイヤゴッド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2016年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコウエイタケルに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月27日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた16戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

12月4日、中8週で迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナンヨーアミーコに1馬身1/4の差をつけて4勝目を奪取した。

5歳（2017年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月2日、中8週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の船橋市市制施行80周年記念（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のレーヴムーンを3/4馬身振り切って制した。

4月16日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

8月20日、中6週で迎えた25戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（7戦1勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた26戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、G2のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月29日、中6週で迎えた27戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 雨/重）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた28戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のナックビーナスを半馬身振り切って6勝目をマークした。

6歳（2018年）

3月3日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。