ドミナスロバリー（1998年生、母ドミナスクリスタル）

ドミナスロバリー（1998年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時11歳）と交配したドミナスクリスタルが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

10月8日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた3戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたインターチャージ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したフラワーヒルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったバンブーアラジンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた9戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイネアイルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（6戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルタカハゴロモを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月29日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（9戦1勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（10戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（11戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

4歳（2002年）

7月6日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（12戦1勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（13戦1勝）。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（14戦1勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着を確保した。

8月17日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で野元昭嘉騎手（15戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で野元昭嘉騎手（16戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。