マイネアイル（1998年生、母Ocean Bay）

マイネアイル（1998年4月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のCandy Stripes（当時16歳）と交配したOcean Bayが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地37戦6勝2着11回。2003年のダービー卿チャレンジトロフィー(ハンデG3)で2着に入った他、2003年、2004年と京都牝馬ステークス(牝G3)で2回2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,500万円（25万×100口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

1月6日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドミナスロバリーに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月1日、中2週で迎えた5戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたチョウピカイチ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、パラダイスパームに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたランウェイ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビッグフリートに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小池隆生騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の立秋賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小池隆生騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったオーソリティーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

1月7日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスキャニングパワーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の播磨特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のフリートマッハを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

5月26日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（9戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（10戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったピロマティアにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の文月特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（11戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（12戦2勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小池隆生騎手（13戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のチェックザラックに1馬身1/4の差をつけて制した。

12月1日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小池隆生騎手（14戦3勝）。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったレスレクシオンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月22日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小池隆生騎手（15戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサクラアカネオーに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2003年）

1月12日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小池隆生騎手（16戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で小池隆生騎手（17戦4勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハッピーパスにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

4月6日、中8週で迎えた27戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で小池隆生騎手（18戦4勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダンツジャッジをクビ差捉え切れず2着となった。

5月18日、中5週で迎えた28戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で小池隆生騎手（19戦4勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

9月14日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で小池隆生騎手（20戦4勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月4日、中2週で迎えた30戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で小池隆生騎手（21戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマイネルモルゲンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月8日、中4週で迎えた31戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で小池隆生騎手（22戦4勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた32戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で小池隆生騎手（23戦4勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月21日、中1週で迎えた33戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

6歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた34戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマイネルモルゲンをクビ差振り切って6勝目をマークした。

2月1日、中1週で迎えた35戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、チアズメッセージに半馬身交わされて2着となった。

3月13日、中5週で迎えた36戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた37戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。