バグラダス（2020年生、母メジェルダ）

バグラダス（2020年1月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「メジェルダ川の古代ローマ時代の呼び名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時15歳）と交配したメジェルダが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村田牧場。主な勝ち鞍は2022年のメイクデビュー福島(新馬)。

経歴

デビュー前

嘉藤貴行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

7月2日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のトモジャミをハナ差振り切って初白星を挙げた。

8月28日、中7週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のティニアを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

12月18日、中3週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

3歳（2023年）

3月18日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

7月22日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月8日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカイカノキセキに3馬身半の差をつけて3勝目を収める

11月25日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスのシャングリラステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったシャンブルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月27日、中8週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたハチメンロッピ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で三浦皇成騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのBSイレブン賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムタイキシャトルカップ（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた15頭をごぼう抜きし、最後は2着のムーヴに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月6日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月15日、中9週で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいいところがなく12着に敗れた。