シクレノンオリーブ（1987年生、母トウジンニミツツ）

シクレノンオリーブ（1987年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時16歳）と交配したトウジンニミツツが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地39戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月6日、デビュー戦は清水英次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

2月18日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた3戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のルイテンシに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月21日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた6戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は村本善之騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（1991年）

2月9日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐伯清久騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったカルストンジェンヌに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で佐伯清久騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は清水英次騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイブシギンに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

8月18日、中3週で迎えた18戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月21日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は清水英次騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月22日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

3月14日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ハマノローマンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンエムジョイナーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って3勝目を獲得した。

5月10日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（9戦2勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた27戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着を確保した。

9月20日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月10日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

10月24日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡潤一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた34戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマチカネポッペアをアタマ差振り切って4勝目を手に入れた。

12月27日、中2週で迎えた35戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

6歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は村本善之騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したロングポルカを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

1月24日、中1週で迎えた37戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の春日特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリバイバルダンサーをアタマ差振り切って5勝目を獲得した。

2月27日、中2週で迎えた39戦目は、鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（13戦3勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に終わった。