リキアイカザン（2003年生、母ケイワンマリリン）

リキアイカザン（2003年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋火山」。毛色は鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時9歳）と交配したケイワンマリリンが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）大橋牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大橋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、高山幸雄によって535.5万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月18日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月22日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

3月11日、中6週で迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のエプソムメサイアに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、セレスダイナミックに交わされて2馬身差の2着となった。

5月28日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月19日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

9月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のキングオザーに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

11月5日、中4週で迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4歳（2007年）

12月16日、約13か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5歳（2008年）

1月26日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（6戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（7戦2勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

2月10日、連闘で迎えた14戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月13日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。