アンビシャスガイ（2006年生、母ビューティグロー）

Ambitious Guy

2006.03.30

アンビシャスガイ（2006年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダイタクリーヴァ（当時9歳）と交配したビューティグローが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、地方39戦3勝2着5回。2009年の’09サンライズチャレンジに勝利した他、2008年の鎌倉記念(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2008年）

8月8日、デビュー戦は水野貴史騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカミキャンディを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月12日、中2週で迎えた6戦目は、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月16日、中4週で迎えた7戦目は、2歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’09サンライズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴史騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエンジンソウルに3馬身の差をつけて制した。

5月19日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で水野貴史騎手（8戦2勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた10戦目は、パール特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で水野貴史騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、平塚宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

8月12日、中3週で迎えた12戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳S3の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（11戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた14戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（12戦2勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（13戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた16戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4歳（2010年）

10月12日、約11か月半の休み明けで迎えた17戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のオパール特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた18戦目は、爽秋特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（14戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた19戦目は、川崎宿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた20戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（15戦2勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（2011年）

1月3日、中2週で迎えた21戦目は、紅梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（16戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

1月25日、中2週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

2月7日、中1週で迎えた23戦目は、アメジスト特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月28日、中2週で迎えた24戦目は、馬事畜産振興中央協議会賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（18戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた25戦目は、がんばれ東日本特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（19戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、昭和の日特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のソウブムテキに1馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた27戦目は、東日本大震災復興支援 メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたスズヨシーズン決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の緑風特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したローズデュルワを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の大磯町特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月7日、中2週で迎えた30戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、藤沢市特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサザンオーカンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月17日、中2週で迎えた32戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったサザンオーカンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月31日、中1週で迎えた33戦目は、馬車道特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（8戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったツクバグローバルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗れた。

10月5日、中4週で迎えた34戦目は、長谷特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

11月9日、中2週で迎えた36戦目は、道志川特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（11戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の初霜特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（12戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた38戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で酒井忍騎手（13戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6歳（2012年）

1月2日、中2週で迎えた39戦目は、初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で酒井忍騎手（14戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。