ピサノシンボル（2006年生、母シャイニンレーサー）

ピサノシンボル（2006年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋象徴」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したシャイニンレーサーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、中央障害15戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月3日、デビュー戦はD.ホワイト騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のカシマヴィーナスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月22日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3歳（2009年）

2月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

10月11日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

12月19日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2010年）

2月27日、中9週で迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

4月10日、中2週で迎えた15戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月5日、中7週で迎えた16戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月11日、中4週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルカーロから2馬身半差の2着となった。

8月7日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月2日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリーチマイドリームからクビ差の2着に甘んじた。

10月30日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月19日、中6週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のキシュウグラシアをクビ差制して久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2011年）

1月30日、中5週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた24戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3760m 曇）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月24日、中9週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月4日、約4か月半の休み明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。