マーベラスロマン（1997年生、母シードランサー）

マーベラスロマン（1997年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時8歳）と交配したシードランサーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月14日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2000年）

7月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月19日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ユーセイカーニバルにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

9月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のクリスタルキャニーに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

4歳（2001年）

1月8日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

5月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったアイリーンズハートに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ストリートジャズに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。