ブリュネット（2010年生、母レディカーニバル）

ブリュネット（2010年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「栗毛の若い女性（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時9歳）と交配したレディカーニバルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地30戦3勝2着5回。2013年のフローラステークス(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,260万円（2.52万×500口）で一口馬主が募集された。

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月22日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2013年）

1月26日、中4週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月9日、中5週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のゴドリーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月19日、中3週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず16着に終わった。

8月25日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4歳（2014年）

2月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

4月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月12日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたレッドオリヴィア決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月13日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月25日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したレッドラヴィータを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月15日、中2週で迎えた16戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るティックルゴールドを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

12月27日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5歳（2015年）

2月14日、中6週で迎えた18戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したベルニーニにクビ差届かず2着となった。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイワレジェンドに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったプリモンディアルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月3日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月1日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月17日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月1日、中1週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネグレヴィルを半馬身差し切って3勝目を手にした。

12月13日、中5週で迎えた27戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6歳（2016年）

1月17日、中4週で迎えた28戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

2月28日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。