ベルニーニ（2009年生、母スカルプトレス）

ベルニーニ（2009年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「バロック期のイタリアの彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニより」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時11歳）と交配したスカルプトレスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地38戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年の太宰府特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月21日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したマキハタテノールにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたユキノサムライ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月6日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったグッドカフェにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月16日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2013年）

2月2日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月10日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアルティストに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月7日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムオペラドンを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

5月26日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の1932～1950sダービーメモリーズトキノミノルカップ（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菱田裕二騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の栄特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菱田裕二騎手（7戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったエーシンマックスにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2014年）

2月8日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で菱田裕二騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた16戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（9戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のトーセンオーラに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

3月29日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の名鉄杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（10戦3勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月18日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（11戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシャドウウィザード決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6歳（2015年）

2月1日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた22戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のブリュネットをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

3月29日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（12戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったリベルタスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月2日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のマレーシアカップ（中京芝2000m 晴/重）に出走。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた26戦目は、H.ターナー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（13戦3勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下のオルフェーヴルメモリアル（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（14戦3勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

7歳（2016年）

7月9日、約9か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた30戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

8月27日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2016ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8歳（2017年）

1月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（16戦3勝）。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

2月26日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったサンデーウィザードにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3月19日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

5月21日、中8週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月8日、中6週で迎えた36戦目は、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（17戦3勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（18戦3勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた38戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2017ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。