テイエムオペラドン（2009年生、母テイエムオーシャン）

テイエムオペラドン（2009年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部＋首領。テイエムオペラオーの首領」。毛色は鹿毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時13歳）と交配したテイエムオーシャンが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は川越ファーム。2017年の京都ハイジャンプ(JG2)で2着に入った他、2018年のサラ系障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月8日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月24日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3歳（2012年）

2月5日、中5週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

3月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた7戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のブランクヴァースに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月19日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下のかきつばた賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

10月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4歳（2013年）

1月26日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したベルニーニに半馬身届かず2着となった。

5月5日、中3週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

9月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた20戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に敗れた。

5歳（2014年）

1月26日、中6週で迎えた23戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のエーシンホワイティに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月21日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

4月6日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサウンドデュークにクビ差届かず2着となった。

4月20日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた28戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は中村将之騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月25日、約5か月の休養明けで迎えた29戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

6歳（2015年）

2月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は中村将之騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のタマモショパンに1馬身3/4の差をつけて3勝目を収める

11月7日、約7か月の休養明けで迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のラステラに半馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

12月5日、中3週で迎えた34戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中村将之騎手（8戦3勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2016年）

2月13日、中9週で迎えた35戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で中村将之騎手（9戦3勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた36戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村将之騎手（10戦3勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着を確保した。

4月23日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で中村将之騎手（11戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったパスティから3馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、約4か月の休み明けで迎えた38戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝1800m 小雨/重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8歳（2017年）

3月25日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた39戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（12戦3勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた40戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（13戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンキングダンサーから5馬身差の2着となった。

5月27日、中4週で迎えた41戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（14戦3勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったマドリードカフェから5馬身差の2着となった。

10月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた42戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月11日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた43戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中村将之騎手（16戦3勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月23日、中5週で迎えた44戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で中村将之騎手（17戦3勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9歳（2018年）

3月24日、約3か月の休養明けで迎えた45戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中村将之騎手（18戦3勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた46戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で中村将之騎手（19戦3勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた47戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中村将之騎手（20戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた48戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で中村将之騎手（21戦3勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシングンマイケルから5馬身差の2着となった。