トーセンオーラ（2009年生、母トーセンリリー）

トーセンオーラ（2009年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋気、エネルギー」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーセンダンス（当時7歳）と交配したトーセンリリーが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地22戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月25日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたアルフレード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月20日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

3歳（2012年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月30日、中4週で迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったスピリテッドエアーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシルキーマーチに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月15日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したシルクキングリーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の小峰城特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4歳（2013年）

1月27日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の西尾特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったウインミーティアにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

6月23日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月18日、中7週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

12月1日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5歳（2014年）

3月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったベルニーニに詰め切れず、3馬身差の2着となった。