ダノンバジリア（2018年生、母レキシールー）

ダノンバジリア（2018年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+王者らしいという意味を持つスペイン語圏の人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のFrankel（当時10歳）と交配したレキシールーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月1日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月3日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンイルハーンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

8月21日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のサハラヴァンクールに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月21日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川田将雅騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた7戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2022年）

4月3日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったステイブルアスクにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

11月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2023年2月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。