ブルームーンピサ（2007年生、母ピサノダイアナ）

ブルームーンピサ（2007年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「特別なこと＋冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時9歳）と交配したピサノダイアナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地35戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の函館日刊スポーツ杯(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

9月6日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたサクラエクスプロー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3歳（2010年）

1月16日、中3週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3月13日、中7週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3月28日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

4月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のクレメンティアを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月30日、中4週で迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月17日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウバーモスをクビ差振り切って優勝

9月25日、中9週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4歳（2011年）

1月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3月27日、中5週で迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月30日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鏑矢特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月31日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカリステジアをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月1日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

12月10日、中9週で迎えた19戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

5歳（2012年）

1月29日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のパノラマビューカップ（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

4月22日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したリュンヌを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月19日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に躍り出て、最後は2着のシゲルシゲザネに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

9月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたニシノステディー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月18日、中9週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた29戦目は、ラピスラズリステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6歳（2013年）

4月14日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1600万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月29日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた33戦目は、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月1日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず14着に終わった。