ニシノステディー（2008年生、母セイウンタカコ）

ニシノステディー（2008年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋安定していること」。毛色は栗毛。種牡馬のグランデラ（当時10歳）と交配したセイウンタカコが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地25戦5勝2着4回。2012年の信越ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

7月10日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ライステラスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のシグナルストーンに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月18日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ライステラスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2011年）

1月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサーストンサブリナに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

2月12日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた9戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

6月26日、中8週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の火打山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマヤノリュウジンに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月20日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイシンパンサーをアタマ差振り切って4勝目を獲得した。

10月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、信越ステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

11月12日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4歳（2012年）

4月21日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦2勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したジュエルオブナイルに半馬身届かず2着となった。

8月11日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブルームーンピサを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月14日、中4週で迎えた21戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したファイアーフロートを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月10日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5歳（2013年）

3月10日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた24戦目は、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた25戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦3勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。