サーストンサブリナ（2008年生、母ヒシラプソディー）

サーストンサブリナ（2008年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時15歳）と交配したヒシラプソディーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方13戦4勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中村雅明から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、斉藤宣勝によって630万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月21日、デビュー戦は小野寺祐太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のノーザンソングに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

11月7日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、2歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小野寺祐太騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3歳（2011年）

1月16日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小野寺祐太騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノステディーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた8戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

11月20日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

4歳（2012年）

1月22日、中8週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた15戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月30日、中3週で迎えた18戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

7月14日、中1週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

7月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（5戦1勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた22戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2013年）

1月3日、中4週で迎えた23戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、奥州市馬事文化振興実行委員会会長杯（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスーパーワシントンに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

1月13日、中0週で迎えた24戦目は、地方重賞のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月24日、中9週で迎えた25戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、ホテルニュー江刺賞（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のラッキーサンライズを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

4月7日、中1週で迎えた26戦目は、木曜日は iちゃんねる（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のリュウノヒーローを3/4馬身振り切って4勝目を収める

4月21日、中1週で迎えた27戦目は、駒形賞（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた28戦目は、胆沢川レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた29戦目は、奥州はっとフェスタレース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた30戦目は、ねむの木賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

6月29日、中1週で迎えた31戦目は、こっとんこ市レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定地方重賞のフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた33戦目は、ガタゴンまつりレース（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた34戦目は、刮目相待て!三陸は必ず復興する（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコスモポーラベアを半馬身振り切って5勝目を掴み取った。