ライステラス（2008年生、母ファンタスティコ）

ライステラス（2008年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「棚田」。毛色は芦毛。種牡馬のソングオブウインド（当時5歳）と交配したファンタスティコが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着1回。2010年の阪神ジュベナイルフィリーズ(牝G1)で3着に入った他、2011年のチューリップ賞(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

6月26日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノステディーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシノステディーを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

11月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2011年）

3月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレーヴディソールにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中4週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 雨/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

8月27日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

10月8日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、オパールステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、信越ステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（2012年）

1月29日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた15戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた16戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。10着に敗れた。