キッズブルーム（2002年生、母ホッカイセレス）

キッズブルーム（2002年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋満開」。毛色は青鹿毛。種牡馬のピルサドスキー（当時10歳）と交配したホッカイセレスが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方12戦3勝2着1回。2005年のウイナーカップ(地方重賞)に勝利した他、2005年のオパールカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、瀬谷隆雄によって945万円で落札された。

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2004年）

7月18日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月24日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のスカイアローに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月21日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のシクラメン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

3歳（2005年）

1月27日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

4月28日、中0週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のブラックラベルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月23日、中3週で迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月24日、中5週で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモジェントルに交わされて1馬身差の2着となった。

9月28日、中8週で迎えた11戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（盛岡芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモジェントルに1馬身半の差をつけて優勝

4歳（2006年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

1月23日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた15戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた16戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6月24日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

10月1日、中9週で迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。