コスモジェントル（2002年生、母スイートアレキサンドラ）

コスモジェントル（2002年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋優しい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーヨーシアトル（当時9歳）と交配したスイートアレキサンドラが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉学。戦績は、中央平地8戦1勝、地方15戦2勝2着3回。2004年のマリーゴールド賞(オープン)で3着に入った他、2005年のオパールカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小泉学から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって315万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

6月27日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイアイダンシングに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、中3週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのマリーゴールド賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

12月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4月30日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた8戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバードゥブルンに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月24日、中1週で迎えた10戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキッズブルームを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

8月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマツリダパレスを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

9月19日、中5週で迎えた12戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた13戦目は、エクセレント（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゲイリーエクシードを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（盛岡芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキッズブルームを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4歳（2006年）

5月16日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月22日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦の夢待月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のJBCカウントダウン20錦秋特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた19戦目は、フェイスフルシューズ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5歳（2007年）

1月10日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の水泉特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg絞って迎えた22戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた23戦目は、本多正賢騎手を鞍上に迎えて、ファンシーホイップ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。