ニホンピロストーム（2017年生、母ニホンピロシェリー）

ニホンピロストーム（2017年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエスケンデレヤ（当時10歳）と交配したニホンピロシェリーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月12日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

3歳（2020年）

4月4日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エブリワンブラックにクビ差交わされて2着となった。

4月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオンザフェーヴルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月30日、中2週で迎えた7戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月20日、中2週で迎えた8戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したアジャストザルートを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月1日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったワイドソロモンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロードセッションにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2022年）

2月26日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

2022年3月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。