トーセンシルエット（2011年生、母トーセンビレッタ）

トーセンシルエット（2011年1月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋輪郭」。毛色は芦毛。種牡馬のトーセンダンス（当時9歳）と交配したトーセンビレッタが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地20戦2勝。2013年の函館2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月1日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデスティニーラブをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月21日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月31日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

11月9日、中9週で迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月8日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

3歳（2014年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず最後はウインイルソーレと並んで8着同着となった。

3月15日、中2週で迎えた7戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

3月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のウインネオルーラーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた11戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の寺泊特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4歳（2015年）

2月22日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

6月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた17戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。