カシノスペル（2010年生、母カシノリファール）

カシノスペル（2010年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋呪文」。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時21歳）と交配したカシノリファールが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。戦績は、中央平地14戦0勝、地方25戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2 32。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月9日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月15日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた6戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた8戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、高嶋活士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた11戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高嶋活士騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた12戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高嶋活士騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた13戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

3歳（2013年）

1月14日、中4週で迎えた14戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた15戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた16戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、グラスルーツに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月20日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた22戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4歳（2014年）

1月3日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

2月2日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C2 41（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（9戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

2月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（10戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月1日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた30戦目は、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（11戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（12戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月5日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（13戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（14戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒカリエンジェルに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月3日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹吉徹騎手（15戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

5月10日、連闘で迎えた35戦目は、チャレンジシリーズ第5戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で竹吉徹騎手（16戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた39戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ第14戦（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。