ジョーカナチャン（2015年生、母ラッキーダイス）

ジョーカナチャン（2015年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+父名より+呼称」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したラッキーダイスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は三村卓也。2020年のアイビスサマーダッシュ(G3)に勝利した他、2020年の淀短距離ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月17日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。

3歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のスーブレットに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

1月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下の若菜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスターリーウォリアをハナ差振り切って2勝目をゲットした。

10月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のジュリーハーツをクビ差制して久々の実戦を物にした。

4歳（2019年）

4月27日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 小雨/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のブラッククローバーに3/4馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

10月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（2020年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、淀短距離ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、アイラブテーラーに半馬身交わされて2着となった。

2月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。最後は、勝ったライオンボスからアタマ差の2着に惜敗した。

7月26日、中8週で迎えた12戦目は、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のライオンボスをアタマ差制して重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

8月23日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデG3のテレビ西日本賞北九州記念（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月29日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、G3の京阪杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

2020年12月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。