ニシノインシュアラ（2012年生、母インラヴ）

ニシノインシュアラ（2012年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋すべては神の思し召し（アラビア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のコンデュイット（当時7歳）と交配したインラヴが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月15日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2015年）

1月4日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

2月8日、中4週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた5戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた6戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月27日、中4週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた13戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のココイチバンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大柿一真騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスペシャリテに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月10日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大柿一真騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2016年）

1月7日、中3週で迎えた17戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、HBA日高軽種馬農業協同組合賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた19戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、アメジスト特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた20戦目は、アクアマリン賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で折笠豊和騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、幸手のマスコット「さっちゃん」賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた22戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、中央区ばらまつり記念（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、緑陰特別（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた24戦目は、行田市観光協会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月14日、中1週で迎えた25戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、向暑特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は内田利雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた28戦目は、武甲山特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた30戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、マリーゴールド賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、川の国埼玉古利根川賞（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したエドノマツカゼを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた32戦目は、こうのす花火大会賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。