ネオフリーダム（2005年生、母ベストケーキ）

ネオフリーダム（2005年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「新しい自由」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時17歳）と交配したベストケーキが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地20戦2勝、地方8戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月1日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

3月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

4月20日、中4週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4月27日、連闘で迎えた4戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の鉢伏山特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月21日、中6週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のブレイズカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた7戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に敗れた。

9月23日、中5週で迎えた8戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のスモーキータバーンに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、一般D2-1（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルパリジェンヌに3/4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、一般D1-1（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のモンタナに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、門別プロパンガス事業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキハタパンチャーに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2009年）

4月29日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、カルビーポテト特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウサンデーに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、静内白鳥広場特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、モエレパーフェクトに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2010年）

2月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のファンドリカップに3馬身の差をつけて6勝目を手にした。

3月21日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた16戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマイプラーナに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の高瀬川ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入った。

6月6日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の深草ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、4着に入った。

9月25日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

10月17日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の京都オータムプレミアム（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6歳（2011年）

1月29日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

2月27日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

3月6日、連闘で迎えた24戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6月12日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の川中島ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

7月16日、中4週で迎えた26戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

7歳（2012年）

1月15日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた28戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。