パドカトル（2016年生、母セラフィーヌ）

パドカトル（2016年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「4人の踊り(仏)。父名の『3人で踊る』より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のパドトロワ（当時9歳）と交配したセラフィーヌが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は山際牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月29日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2019年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のメイショウヤシャに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月31日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダイメイサツキに1馬身1/4の差をつけて制した。

6月9日、中6週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったメイショウギガースにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの香嵐渓特別（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

11月3日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4歳（2020年）

4月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4月19日、連闘で迎えた13戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

10月24日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

5歳（2021年）

2月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの恵那特別（中京ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

8月21日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったメイショウヒバリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく14着に敗れた。

11月6日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6歳（2022年）

12月25日、約14か月の休み明けで迎えた22戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

7歳（2023年）

7月22日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月10日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムマグマから3馬身差の2着となった。

12月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

8歳（2024年）

1月14日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

2024年1月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。