シンデレラロード（1993年生、母ヤアティズ）

シンデレラロード（1993年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時6歳）と交配したヤアティズが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地16戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の湯浜特別(500万下)。

経歴

デビュー前

大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

8月5日、デビュー戦は藤井正輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は410kg。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤井正輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月3日、連闘で迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤井正輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤井正輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤井正輝騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したブランドハツライにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月15日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のクレオールクイーンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1996年）

3月10日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月21日、中2週で迎えた10戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月11日、中2週で迎えた11戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したトウカイジャスパーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月18日、連闘で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のあんず賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月28日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

8月25日、中3週で迎えた14戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアサカダラスをクビ差振り切って優勝

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したハイトランプにハナ差届かず2着となった。