ナイトホークス（2009年生、母ハートビートワルツ）

ナイトホークス（2009年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「エドワード・ホッパーの画題より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時14歳）と交配したハートビートワルツが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方27戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の月見草特別(一般B1二 B2一)。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月29日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月27日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコスモシャンハイに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月17日、中2週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月23日、中5週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

4歳（2013年）

2月26日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、朧月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウカイマルシェに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月18日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、春眠特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カネトシスインガーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中4週で迎えた10戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のココロバに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月20日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、秋涼特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月26日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、フロイデ特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5歳（2014年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るチェリーサターンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月19日、中4週で迎えた15戦目は、仲春特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、沈丁花特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリアライズバリメタに1馬身の差をつけて制した。

4月28日、中3週で迎えた17戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のマイネルウィットに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、青葉特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた19戦目は、白百合特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフレッシュメイトにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月3日、中2週で迎えた20戦目は、月見草特別（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコウユーサクラサクを半馬身振り切って制した。

8月19日、中6週で迎えた21戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったマイネルドメニカに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、文の京特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

6歳（2015年）

1月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエスケイアリュールにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた24戦目は、春告鳥特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた25戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月1日、中7週で迎えた26戦目は、ライラック特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた27戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

10月6日、約5か月の休み明けで迎えた28戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったマウントハレアカラに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月5日、中3週で迎えた29戦目は、トパーズ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた30戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

7歳（2016年）

1月20日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の西船橋小松菜杯（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月29日、中9週で迎えた32戦目は、アクアマリンスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた33戦目は、青葉特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

8月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の鋸山特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。