エアタフゴング（1995年生、母シュガーダディガール）

エアタフゴング（1995年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時18歳）と交配したシュガーダディガールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦2勝2着3回、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

11月23日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は480kg。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（1998年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したノットセルダムに半馬身届かず2着となった。

3月29日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったイブキウエスタンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で池田鉄平騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

11月1日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサークルフェスタを半馬身振り切って初白星を挙げた。

11月28日、中3週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、J.サントス騎手を鞍上に迎えて、’98フレンドリーサドル特別（6）（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったミナミノウルフに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったカワキタマスラオにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月7日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

5月3日、中7週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、オープス中郷開設6周年記念（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミスズトニーオーに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

6月12日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のジェンツマインドに1馬身3/4の差をつけて断然の支持に応えた。

8月2日、中2週で迎えた17戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のカンジンチョウに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5歳（2000年）

8月14日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、大分県馬主会会長賞（中津ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた20戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた21戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月24日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた22戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6歳（2001年）

1月4日、中1週で迎えた23戦目は、地方重賞の佐賀金盃（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。