ジェンツマインド（1995年生、母ペリオジャー）

ジェンツマインド（1995年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したペリオジャーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

萩原清厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

6月14日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月25日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったオーミマツカゼにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、逃げるトリプルダイヤを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月29日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンワンズベストに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中9週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4歳（1999年）

6月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたショウブシ決め手に屈してハナ差の2着となった。

7月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したエアタフゴングを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のプロペーテスに1馬身3/4の差をつけて順当に勝利した。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。