ショウブシ（1995年生、母クリスタルフラワー）

ショウブシ（1995年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時10歳）と交配したクリスタルフラワーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着1回、中央障害3戦0勝2着1回、地方20戦4勝2着2回。2000年のマグナムドライ特別(一般A)に勝利した他、2000年の日高軽種馬農協特別(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高岡秀行厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1997年）

5月13日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったファションレディーから3馬身差の2着となった。

6月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のメロディキッスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中6週で迎えた3戦目は、3歳（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（札幌芝1000m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヘイセイラグビーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

10月16日、中3週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた7戦目は、2歳地方重賞のヤングチャレンジカップ（岩見沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で井上俊彦騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月5日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、2歳戦の霜月特別（岩見沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で井上俊彦騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた9戦目は、2歳G3の北海道3歳優駿（門別ダート1800m 雪/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で井上俊彦騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

3歳（1998年）

1月25日、中6週で迎えた10戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのマーガレットステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

6月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた17戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

4歳（1999年）

1月10日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったライラチェックから4馬身差の2着に敗北した。

5月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のジェンツマインドをハナ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の渡島特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したエンプレスロッチに半馬身届かず2着となった。

7月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（5戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナリタショウリに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月27日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上900万下の深秋特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤直人騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

5歳（2000年）

1月9日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた27戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、プラッツ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマサノチャーミングに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、マグナムドライ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアラブノオウジに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月16日、中1週で迎えた30戦目は、日本ハム特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた31戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、ふらのワイン特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月19日、中5週で迎えた32戦目は、太陽のほほえみ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のシーダベスに1馬身半の差をつけて優勝

8月15日、中3週で迎えた33戦目は、G2のブリーダーズゴールドカップ（旭川ダート2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月11日、中7週で迎えた34戦目は、日高軽種馬農協特別（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（13戦5勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラダイギンガから6馬身差の2着となった。

6歳（2001年）

5月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた35戦目は、大樹歴舟川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（14戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月6日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、クリスタル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（15戦5勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた37戦目は、芽室メークイン特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（16戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2002年）

4月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた38戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、門別ファンクラブ1（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた39戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村裕司騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

5月5日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞の赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中村裕司騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後はモミジイレブンと並んで4着同着となった。

5月29日、中2週で迎えた41戦目は、朝里川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中村裕司騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。