ナリタショウリ（1995年生、母ニアリーウェッド）

ナリタショウリ（1995年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時21歳）と交配したニアリーウェッドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は安達洋生。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、中央障害5戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

10月4日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

3歳（1998年）

1月25日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

2月22日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマコトヒエンに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（1999年）

3月28日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた10戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

7月18日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったショウブシにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月31日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた17戦目は、アリオト特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（14戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（15戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月3日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺薫彦騎手（16戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタニノミュージックをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

5歳（2000年）

4月30日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺薫彦騎手（17戦2勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で渡辺薫彦騎手（18戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

5月29日、連闘で迎えた22戦目は、桂浜盃（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で渡辺薫彦騎手（19戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビコータイムレスを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って3勝目を獲得した。

6月19日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の城崎特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で渡辺薫彦騎手（20戦3勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で渡辺薫彦騎手（21戦3勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた25戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。