オブステトリシャン（2001年生、母マーズプリンセス）

オブステトリシャン（2001年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「産科医」。毛色は鹿毛。種牡馬のミシエロ（当時11歳）と交配したマーズプリンセスが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方8戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月11日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月13日、中8週で迎えた2戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

3歳（2004年）

3月14日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた7戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の旭山記念公園特別（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月26日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳戦の中島公園特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月9日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、3歳戦のあいの里公園特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた10戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた11戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月6日、中6週で迎えた12戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月20日、中5週で迎えた13戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイフレンドキセキを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドリームポッケを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホクレアチャンスに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。