トーセンシュバリエ（2017年生、母サウンドザビーチ）

トーセンシュバリエ（2017年2月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+騎士(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンラー（当時9歳）と交配したサウンドザビーチが17歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、千代田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ジャパンヘルスサミットによって2,268万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月10日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 小雪/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

3月28日、中9週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

4月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のムーンセレナーデをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったフィエールボスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニジュッケンドーロに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた12戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた13戦目は、長橋克英勇退記念オタレコ杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレッツシンクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は9馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4歳（2021年）

1月16日、中9週で迎えた14戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月27日、中5週で迎えた15戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた16戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハルシオンデイズに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月28日、中1週で迎えた17戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、由良川特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。