タイラプター（2003年生、母タイゲッコウ）

タイラプター（2003年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋Ｆ－２２の愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時16歳）と交配したタイゲッコウが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）メイタイ牧場。戦績は、地方14戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の一般C2-12 13。

経歴

デビュー前

川村守男厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2006年）

10月13日、デビュー戦は橋本直哉騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったスピードキングに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

11月24日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月21日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4歳（2007年）

1月18日、中3週で迎えた5戦目は、4歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオールマッキーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月13日、中3週で迎えた6戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマキノストームを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

3月23日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2-12 13（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のイッセイノユウをクビ差振り切って3勝目をマークした。

4月11日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（7戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（8戦3勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったスカーレピーコックに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月18日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

10月28日、中0週で迎えた13戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。