オールフォーラヴ（2015年生、母レディアルバローザ）

オールフォーラヴ（2015年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「バラの品種名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したレディアルバローザが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。戦績は、中央平地6戦2勝2着1回。2019年の米子ステークス(オープン)に勝利した他、2018年の忘れな草賞(オープン牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額4,860万円（9.72万×500口）で一口馬主が募集された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月21日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアロハリリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月4日、中5週で迎えた2戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアルメリア賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、2着となった。

4月8日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のリュヌルージュをハナ差振り切って勝利をモノにする

5月20日、中5週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

9月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

10月14日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4歳（2019年）

2月10日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、F.ブロンデル騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月12日、中8週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の錦ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウオーパスをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

6月16日、中4週で迎えた10戦目は、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力でしぶとく粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のリライアブルエースを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月11日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（4戦2勝）。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月14日、中8週で迎えた12戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦2勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月14日、中8週で迎えた13戦目は、W.ビュイック騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

5歳（2020年）

1月5日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデG3のスポーツニッポン賞京都金杯（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦2勝）。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月2日、約7か月の休み明けで迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の北海道新聞杯クイーンステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月1日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

2020年11月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。